日記

見えない場所こそ、誠実に。~古い配管から学んだ「職人のプライド」~

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昨日の夜は、以前から気になっていたビジネス動画を見ながら、これからの「仕事の定義」について考えていました。そこで語られていた「下手でも成り立つ仕組みを作り、続けていくことで上手くなる」という言葉が、今の自分に強く響いています。

1. 掘り起こされた「過去の仕事」

今日、ある住宅の現場で道路を掘り起こしていた時のことです。 地中から出てきた古い配管を見て、言葉を失いました。本来、専用の部品(継手)でしっかり繋ぐべき場所が、なんと「土嚢袋のようなもの」を巻きつけただけの状態で埋め戻されていたのです。

土の中に隠れてしまえば、お客様には見えません。当時は「とりあえず水が流れればいい」というやっつけ仕事だったのかもしれません。しかし、数十年経って僕たちが掘り起こした瞬間、土圧を失ったその場所から水が溢れ出しました。

「見えない場所だから、これくらいでいい」 そんな妥協が、巡り巡って未来の誰かに迷惑をかける。その光景を目の当たりにして、自分たちは絶対に「未来に恥じない仕事」をしようと、改めて心に刻みました。

2. 道具を「使いこなす」ということ

今日は25ミリという、いつもより太い配線の取り出し作業もありました。 使う道具も大きく、重くなります。慣れない作業に苦戦していると、社長から「レンチの固定側を地面につけてごらん。その方が力が伝わるよ」とアドバイスをもらいました。

職人の世界では、何気ない動作一つひとつに「理にかなった理由」があります。 AIに聞けば正しい知識は教えてくれますが、現場でその道具をどう自分の身体の一部にするかは、こうした経験の積み重ねでしか得られません。知識と技術、その両方を磨いていく面白さを感じています。

3. 会社の「共通言語」を作る

今週、社内会議が開かれます。そこで僕が提案したいのは、会社としての「言葉の定義」を揃えることです。 「丁寧にやる」と言っても、人によってその基準は違います。基準がバラバラだと、現場で働く人が一番迷ってしまう。

「アリマ設備工業としての正解」を言語化し、AIなどの新しい道具もフル活用して、誰もが迷わずに誇りを持って働ける仕組みを作っていきたい。 下手でもいい、まずは一歩ずつ。誠実な仕事を積み重ねて、100年続く礎を築いていこうと思います。

ABOUT ME
アリマ設備工業    櫻井優輔
アリマ設備工業    櫻井優輔
小さな設備屋のせがれ
建築現場監督として3年半働き、現在は家業の設備屋を魅力的な会社にするべく奮闘中。
経営者になるために,日々やっていることを記録していきます。
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