「学びを結果に変える アウトプット大全」を読んで、アウトプットの苦手意識が変わった話

読んだ目的
・アウトプットしようとすると手が止まってしまうことに悩んでいた
・どういう風にアウトプットすればよいのか、方法を学びたかった
・本書の冒頭にある「自分の意見をうまく伝えたい」「交渉や営業が得意になりたい」「いいアイデアが浮かぶようになりたい」「仕事で成果をもっと出したい」——すべて自分に当てはまった
要約
この本は、アウトプットに関するノウハウを辞書のように項目ごとに解説した一冊です。わかりやすい図解とともに、具体的な行動が示されており、読みやすく実践に移しやすい構成でした。
・チャプター1:アウトプット・インプット・フィードバックの関係性
・チャプター2~4:話す・書く・行動といったアウトプットの具体的な方法とその理論的裏付け
・チャプター5:実際にどうアウトプットを習慣化するかの実践的アドバイス
心が動いた部分と感想
フィードバックとは、アウトプットによって得られた結果を評価し、その結果を考慮して、次のインプットに修正を加えるという作業です。見直し、反省、方向修正、微調整、原因究明。すべてフィードバックです。(p30)
アウトプット量を増やすことばかり考えていたけど、自分には「振り返り」が圧倒的に足りていなかったと気づきました。反省・改善を重ねてこそ、次のアウトプットが良くなるんですね。
(引用):雑談などのコミュニケーションをする場合、「何を話そう?」とその内容を必死に考えて、結果、話せない、声をかけられなくなる、という人が多いはず。しかし、コミュニケーションは、内容よりも回数が重要。(p58)
家業に戻ってから、「ちゃんと話さないと」と気負ってしまい、声をかけるのが難しくなっていました。でも、うまく話すことより「回数」が大事なんだとわかり、少し気が楽になりました。
「自己開示するほど、親近感がアップする」ことを「自己開示の法則」といいます。
自分の気持ちを話すのが怖くて、つい無難に済ませてしまう。でもそれは、自分で勝手に「相手は興味ない」と決めつけているだけかもしれない。一歩勇気を出して話すことで、つながりが生まれる気がしました。
「時間を決めて書く」
「構成を決めてから書く」
「制限時間を決めて文章を書く」習慣をつけると、脳がそのようにトレーニングされるので、質の高い文章が、短時間で書けるようになっていくのです。(p128)
いつも文章に時間がかかってしまい、だらだらと書いてしまう自分。まずはちょい短めの時間を設定して、「書く筋トレ」を続けていこうと思いました。
あまり欲張っても仕方がないので、2時間のセミナーで3つの気づきを得られれば十分でしょう。(p152)
セミナーや読書のあと、すべてを吸収しようとして混乱することがよくありました。アウトプット前提で「何を持ち帰るか」を決めておくのが、自分には合っていそうです。
「続ける」ための「5つの極意」
1.「今日やる」ことだけを考える
2.楽しみながら実行する
3.目標を細分化する
4.結果を記録する
5.結果が出たらご褒美を上げる(p194)
毎日続けることは得意なのに、小さな目標やご褒美を設定していなかったことで、達成感を感じづらかったのかも。もっと楽しみながら進められる工夫をしていきたいです。
私は、「30点を目指して」原稿を書き始めます。
最後の締め切りまでの時間を使って、100点を目指します。とりあえず通しで書いて、「直し」「ブラッシュアップ」に時間をかける。(p217)
アウトプットを「完璧にしなきゃ」と思って身構えていた自分には、目からウロコの一言でした。今はChatGPTもあるし、まずは出してみて、あとで整えればいい。気負わずにどんどん書いていきたいです。