読書感想文

『言葉にする習慣』① 思い・考えをまとめる習慣

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コピーライターのさらわぎ寛子さんが書かれた「言葉にする習慣」を読んだので感想をまとめていきます。

この本は自分の中にある言葉をうまく話すことができない人のために、自分の中から全てを出し、整理をして、相手に伝えられるようトレーニングするための本です。

書店で冒頭に書いてある箇条書きの「うまく言葉にできない」をみて、ほとんどの項目が自分に当てはまるなと思い、本を手に取りました。

お恥ずかしいですが、人と話すときに自分の思っていることがうまく言葉にできないので、初対面の人や関係性の薄い人と話すことを避けがちになってます。

常にネクストバッターサークルにいる意識を持つ

私は、突然はなしをふられた時になんて言ったらいいかわからなくて、周りに合わせた意見を言ってその場を乗り切ろうとしてしまうことが多々あります。

人が話していても、自分だったらどう言うかを常に考える意識を持っていないと、自分の意見が育っていくことはないとのことです。

まずは私自身その意識から変えていかないとです。

自分の頭の中から全て出し切る

思い浮かんだ言葉は口にして出すか、書くかしてすべて自分の外に出していきましょう。言葉は頭の中に浮かんできて、パッと浮かんではすぐに消えてしまうからです。

私の場合、その言葉にモヤモヤや引っかかりがあると、消えた言葉が白いもやになって蓄積していきます。それがたまっていくと訳が分からなくなってしまいます。緊張して頭がまっしろになってしまうの蓄積バージョンです。自分の中から全て出していくことを習慣にしていきたいです。

観察能力を高める

まず自分を観察するのではなく、自分の周囲や他の人を観察していきます。それをやっていくことで、だんだん観察力も上がっていき、自分も観察できるようになっていきます。

自己分析をするうえで自分のことを観察しようと思っても、何に着目していいのかが分からず自分のことが一番よくわからない状況に陥ってしまっています。そもそも自分ではなく、他の人等を観察して能力を磨く必要があったんですね。

自分の中で一番は何か考える

自分の頭から出し切った言葉の中で、一番は何かを考え、それが今現在での自分の意見になります。自分の意見は人の意見を聞いたり、様々な体験をしていくことによって、都度更新されていきます。

自分の中で一番のことであれば、私も意見がいえそうです。いつも関連付けられなそうな言葉が頭によぎってどう伝えればいいか頭を抱えていました。

自分の意見の立ち位置を定義する

どの立ち位置から話をするかも、自分の意見を作成するうえでは欠かせません。

当たり前のことですが、立ち位置が変われば意見が変わってきます。誰かにとって良いことは、他の誰かにとっては悪いことかもしれません。

私は、様々な立ち位置からの視点を考えすぎて、話す前に自爆することが多いです。意見を求められたときに、違う立ち位置からみたらこうじゃないというのが出てきて、なかなか言葉にすることができません。それを繰り返していくとわけわからなくなって、だれにとっても当たり障りのないことを言ってしまうことが多くあります。

意見を否定されたとしても、自分は否定されない

誰かから自分の意見を否定されたとしても、自分自身が否定されたわけではありません。意見は、現時点での自分の考えであり、変化していくものです。

私はこの章を読んで、気持ちが楽になりました。今まで自分の意見には責任があって、意見を否定されたら、自分自身も否定されているものだと考えてしまっていたので、怖くて歯切れの悪い意見ばかり言ってました。

意見は自分の見聞によって変わっていくもと認識をもち、割り切って考えていきたいです。

自分なりのテーマを立てて実験する

小さな気づきやちょっとした感情の変化に気が付くようになるために、自分なりのテーマを立てて、期間を決めて実験していくことも有効です。

私が大学の頃、建築設計という授業で自分の考えた建物の模型や図面等を作っていました。建物を考えるときに、前提を変えていくつも案を出すということをやっていました。そうすることで一つの案からは気づけないことに気が付くことができ、最終的には気づきを盛り込んだ建物を考えることができていました。

クラウスのひとりごと

今まで自分の思いを言葉にする方法を知らなかったんだと本書を読んで思いました。

ABOUT ME
Kurausu
Kurausu
設備屋のせがれ
イケオジ経営者になりたい者
建築現場監督として3年半働き、現在は家業の設備屋を魅力的な会社にするべく奮闘中。
イケオジ経営者になるために,日々やっていることを記録していきます。
一緒に成長していきましょう!
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