『本当の時間術』限りある時間をどう使っていけばいいのか考える

望月敏孝さんが書かれた「本当の時間術」を読んでいろいろ参考になる部分があったので感想をまとめてみようと思います。
社会人の多くの人は週5日で働いていて、それ以外にも家事や育児で自分のやりたいことに時間をかけられていない人も多くいると思います。
私も現場監督時代、日曜日以外に休みはなく家に帰っても家事をしたら寝る時間になっていました。自分のやりたいことをする時間を確保したいと思いつつも時間を確保することができずに悩んでいました。
「NO」と言える勇気、捨てる勇気を持つ
私は誰かから誘われたときに断ることが苦手でついつい時間を使ってしまう機会が多くあります。
誘われたり、頼まれたときに「NO」をいうためには「自分の本当に大切にしたいこと」をわかっている必要があるとのことです。
私が大切にしたいことは「家族・大切な人との思い出」と「家業を魅力的な会社にすること」なので、それらを最優先に考え「NO」と言える勇気をもっていきたいです。
自分のなかの不安の感情に向き合う
仮に、時間があったとしても不安ごとがあれば、無意識にそのことばかり考えてしまい時間術は意味を成しません。
現場監督をやっていた時、心の中はいつも不安なことであふれかえっていました。若輩者で経験したことないことわからないことがたくさんありましたが、現場をスムーズに進めるためにはそんなこともいってられる状況ではありませんでした。
その時期は、自分の好きなことをやろうとしても仕事での不安なことが頭によぎってしまって手が止まってしまい気づいたら時間が過ぎていました。
本書で紹介されている「クヨクヨタイム」は不安に対する耐性を上げるのに役立ちそうなので今後やってみたいと思います。
クヨクヨタイム
・9分間思いっきり不安になってみて不安ごとをすべて書き出す
・その日の終わりの4分間で想定した不安ごとが実際に起きたか書き出し、想定内だったかどうかも書き出していく。
ペンシルべニア大学で2020年に行われた心配ごとに関する実験では、91.4%は実際に起きなかった。実際に起きた心配事も、30.1%が思ったほどでもなかったとのことです。
やめる力を身につける
やめる基準をしっかりと考えておくことも重要です。
誰しも一度は経験したことがあることだと思いますが、ここまでやって、ここでやめるのはもったいないかなと考えてしまうこと。私自身もよく考えてしまうのですが、やめたら根性がないと思われてしまうのではないかと思いなかなかやめられない。
本書を読んで、何かを始めるときはテストして、やめる基準もしっかりと定めておくことが大事なのだと思いました。
私のやめる基準を考えたのでのせておきます。
私のやめる基準
- メリットとデメリットを書き出し、デメリットが上回ったらやめる(めんどくさい等の感情とは切り離して考える)
- 私の目的や目標に当てはまれなくなったらやめる
毎週の報告会で進捗を報告する
自分がやったことを同じ志を持つ仲間と毎週の報告会を行い、進捗を報告し合うことも時間を有効に使っていくためには大切です。
最近、私も妻と毎週金曜日の朝いちに報告会を始めました。先週できたことの振り返りと来週やることをそれぞれ話して、お互いにモチベーションを高め合っています。
やることを数値を設定することでやることがクリアになります。これからも続けていきたいと思っています。
お金を払ってでもやりたいことで時間を埋める
お金を払ってでもやりたいことで自分の時間を埋められたら素敵だと思いました。
私は大学・大学院を通して自分の言葉で話せる人になりたいなと強く思うようになったので、お金を払ってでも自分の考えをまとめて話すトレーニングをしていきたいと思っています。
恥ずかしい話ですが、今まで本を読むことはもちろん文字や文章を書くことをあまりやってこなかったので、これからはしっかりとやっていきたいと思いブログを書き始めました。
クラウスのひとりごと
時間と向き合うことは、自分が本当にやりたいことを考えることにつながっているんだと思いました。